ぷしゅ よなよなエールがお世話になります/井手直行

ぷしゅ よなよなエールがお世話になります』を読んだよ。読後に飲んだ。

よなよなエール」のことを知ったのはいつ頃だったかは今となっては記憶になし。地ビールブームが去り、クラフトビールが世に出始めた頃に、どんなものかと探していたら、たまたま「よなよなエール」のビアパブを見つけたのかも。本書は、その香り豊かなエールビール「よなよなエール」を製造販売するヤッホーブルーイングの社長・井手直行氏が書く「よなよなエール」の物語。

で、本書に登場するキーワードがかなり面白い。例えば、会社の個性について、

僕らはそれまでに「知的な変わり者」という言葉を設定していました。
と表現する。そして、顧客のターゲットも「知的な変わり者」だと言っているよ。

さらに、会社の売上が激減した時に、社長氏が考えたこと。何か悪いことが起こった時に、

あせりや怒りをグッとこらえて「それはちょうどいい!」と念じるんです。
と言う。そう、起こった事実に対して、どう解釈するかは自分自身だということ。悪いことが起こったのではなく、ちょうどいいことが起こったのであると考えれば…。

最後は、チームビルディングの話。

個性を伸ばし、出る杭をどんどん伸ばし、同時にチーム化を進めると、常識を超えた企業文化が生まれます。この企業文化はイノベーションを起こします。イノベーションは、究極の差別化です。差別化の先には、競争のない社会があります。
そっか、差別化まではよくある見解だけど、その先にも社会があったんだね。ユニークでひたすら前向きな社長さんらしい観点だよね。

あ〜、よなよなエール、飲みたくなったなぁ〜。

ぷしゅ よなよなエールがお世話になります
ぷしゅ よなよなエールがお世話になります井手 直行

東洋経済新報社 2016-04-08
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