10哲学

考えないヒント/小山薫堂

『考えないヒント―アイデアはこうして生まれる (幻冬舎新書)』を読んだよ。考えたってアイデアなんて出てこない。『もったいない主義』を読んで、著者の小山薫堂氏の考え方に共感。もう一冊読んでみようと、『もったいない主義』より前に発刊された本書を手…

哲学的な何か、あと科学とか/飲茶

『哲学的な何か、あと科学とか』を読んだよ。科学を哲学的に見ると混乱する…。飲茶氏の著作は、先に『哲学的な何か、あと数学とか』を読了していたので、今回は氏のデビュー作の本書。『哲学的な何か、あと数学とか』は哲学的っていうより、かなり数学に近か…

怒る技術/中島義道

『怒る技術 (角川文庫)』を読んだよ。いつの間にか怒らない人になっちまった…。まずはタイトルが刺激的。怒ることに技術が必要なのかとも思うけど、アッシ自身、怒ることが少ないし、周りにも怒る人が少ないような…。特に日本人は怒る人が少ないかも。 だか…

もったいない主義/小山薫堂

『もったいない主義』を読んだよ。小山薫堂のマルチぶりに脱帽。小山薫堂は初読書。 業界誌に出ていたこともあり、気になってはいたんだけど、図書館に入っておらず、保留状態が続く。で、今回漸く入荷で即予約。入荷から予約が続いているみたい。これも、「…

中学生からの哲学「超」入門/竹田青嗣

『中学生からの哲学「超」入門』を読んだよ。中学生にどこまで理解できるか…。最近のちくまプリマー新書は難しいものが多い。本書のレベルも高め。大人なら、まぁ普通に読めるけど、中学生には…。高校生以上なら、なんとかなるかも。第1章は筆者の若い頃を振…

知的創造のヒント/外山滋比古

『知的創造のヒント』を読んだよ。『思考の整理学』と重複する内容もあるけど。あとがきにもあるけれども、“考える”とはどういうことかを考えたこともない人が多数。だから、“考える”とは何か、“考える”ことによってどのように知的創造を生み出すか、などの…

どうせ死んでしまうのに、なぜいま死んではいけないのか?

『どうせ死んでしまうのに、なぜいま死んではいけないのか?』を読んだよ。中島義道の本は麻薬のように…。また、中島義道。氏の作品を図書館で手に取ると、本が「読んでくれ。」と言っているように感じてしまうのは何故だろう。今回もまったく別の本が目的で…

考える技術

『考える技術』を読んだよ。大前研一氏は自身たっぷり。大前研一氏は初読書。本書の単行本が出たのが2004年11月だから、書かれている話題が多少古かったりもするけれども、考え方は変わらないわけで、今回の文庫版でも十分楽しめるよ。いきなり冒頭から、「…

悩む力

『悩む力』を読んだよ。姜尚中にしては読みやすく。姜尚中の著作は何冊か読んでいるけど、そのどれもが難しい熟語が多かったりで、精神の緊張を伴うもの。ところが、本書はベストセラー。意外に思って読んでみると、これまた意外にスイスイと読み進む。そう…

寝ながら学べる構造主義

『寝ながら学べる構造主義』を読んだよ。引き続き内田樹。前回の『知に働けば蔵が建つ』は、多少の精神の緊張が必要な本だったけど、どちらかと言うと「寝ながら学べる」感じ。で、もう少し精神の緊張が必要な内田樹氏の著作を探していて、目に付いたのが本…

欲望する脳

『欲望する脳』を読んだよ。茂木さんの本は久しぶり。茂木さん、このところ新刊を乱発しすぎで、もう追いついていけない感じ。だから、今後は面白そうなものをチョイスして行こうと思う。勿論、茂木さんの場合、精神の緊張を伴う読書がよい。本書も多少精神…

ぐれる!

『ぐれる!』を読んだよ。中島義道に興味を持って…。ひょんなことから中島義道の名前を知り、いつかは読んでみたいと思っていたけど、ちょうどタイミングがいいところで、この本を手に。タイトルも何となく刺激的…。というか、タイトルからしてぐれているか…

哲学ってなんだ

『哲学ってなんだ』を読んだよ。岩波ジュニア新書にしては難しい…。題名通りの内容だけど、なんだかスッキリ分かった!!までは辿り着かず。冒頭は筆者の哲学との出会いについて。そこでは、哲学の思考法について述べるているよ。哲学の思考法は、真理をつかむ…

入門!論理学

『入門!論理学』を読んだよ。懐かしい論理がいっぱい〜。野矢先生の本は、過去に何冊か読んでいるけれども、どれもが事例というか、例題が楽しくて、それにつられて、つい考えてしまう。本文にも書いてあるけれども、例を考えるのにも、時間を掛けているみ…

哲学の謎

『哲学の謎』を読んだよ。『無限論の教室』を読んでからの気になる1冊。文字通り、哲学の本。哲学者たちの小難しい議論が書かれているわけではなく、対話形式になっているから、比較的読みやすい。話されるテーマも身近なものが題材で、いろいろと例えながら…

新しい道徳

『新しい道徳』を読んだよ。世の中は変わっているのに、道徳教育は変わらない…。小学生の時に「道徳」という科目があったね。副読本のようなものを読んだりした記憶があるけど、他の教科の補修の時間になったり、普通のホームルームになったりしたことが多か…

無限論の教室

『無限論の教室』を読んだよ。無限とはなんとも取り扱い難いもの…。大学の講義風に書かれているよ。どうやら、科目的には「哲学」みたい。教員は、タジマ先生。学生は、タカムラさんという女性と「ぼく」。そんなシチュエーション。まずは「アキレスと亀」の…

ダ・ヴィンチの謎 ニュートンの奇跡

『ダ・ヴィンチの謎 ニュートンの奇跡』を読んだよ。宗教と科学は一体なのか…。宗教と科学がテーマ。一般には対立する概念だと思われているけれども、実はそうではなくて、宗教がなければ、科学は生まれなかったのかも…。前半は、古代ギリシャの数学について…

ウェブ時代 5つの定理

『ウェブ時代 5つの定理』を読んだよ。やっと落ち着いて本を読めます〜。このところ、本を読む速度が低下中。3週間連続出勤も昨日でやっと終わり、久しぶりの休み。図書館にも行けます〜。さて本書。第1級のビジョナリーたちの名言を筆者なりにまとめ、コメ…

思考の補助線

『思考の補助線』を読んだよ。茂木さんの中でも比較的難し本かも。「思考の補助線」という言葉を聞いた時に思い出したのが、『フェルマーの最終定理』に書かれていた「谷山・志村予想」のこと。何の関係性もないように思える事象が、ひとつに結ばれる。その…

高校生のための哲学入門

『高校生のための哲学入門』を読んだよ。この本を理解できる高校生は少なそう。そう、筆者も仮想の高校生を考えたが、結局万人に向けての本になったとか。でも、若者に読んでもらいたいという思いはアッシも同じ。まずは第1章「自分と向き合う」は衝撃的。そ…

はじめの哲学

『はじめの哲学』を読んだよ。存在の冒険は遭難気味…。存在の国(今の世の中のこと)の「いちばん最初の根っこ」を探し出すことを、冒険になぞらえて語った本。存在の国の定義(広さ)から始まって、目指す目標(「いちばん最初の根っこ」を探すこと)の設定…

意識とはなにか

『意識とはなにか』を読んだよ。脳という物質の振る舞いが、どうしてこうも悩ませるのか…。テーマはいつもの「クオリア」。 そして、<あるもの>が<あるもの>であることの同一性の認識がどのようなものであるかを、それを様々な角度から分析する。まずは…