00総記

電子出版の未来図/立入勝義

『電子出版の未来図 (PHP新書)』を読んだよ。その未来にそれほど変化無し。iPadが発売された2010年は確か電子書籍元年とか言われていたのは確か。アッシもどこかの大学へ講演を聞きに行ったことがあったし。そう、思い出した。電子書籍元年ていうより電子書…

リクルートという奇跡/藤原和博

『リクルートという奇跡 (文春文庫)』を読んだよ。大仰なタイトルのような気がするけど。本書は、藤原和博氏がリクルート社員時代に経験したリクルート社のあれこれをまとめたもの。アッシ的には、元和田中学校長の藤原氏というイメージが強く、それに関する…

図書館に訊け!/井上真琴

『図書館に訊け! (ちくま新書)』を読んだよ。まじめに勉強すると奥が深い。だいぶ以前から気になっていた本書。ひょんなことから筆者の講演を聞く機会があり、なるほどこんな人だったんだと益々興味が増したところで、漸く読む機会に恵まれたわけ。 発刊が20…

沸騰! 図書館/樋渡啓祐

『沸騰! 図書館 100万人が訪れた驚きのハコモノ (ワンテーマ21)』を読んだよ。図書館がこれだけ注目されるとは…。筆者は佐賀県武雄市市長の樋渡啓祐氏。ちょっと前までは知る人ぞ知るという感じだったんだろうけど、この武雄市図書館の改革の件で、一躍全国…

つながる図書館/猪谷千香

『つながる図書館: コミュニティの核をめざす試み (ちくま新書)』を読んだよ。これほど図書館が注目される時代があっただろうか。図書館に通い始めて何年になるだろうか。勿論、子供の頃も行っていたけど、大人になってからはもう20年は通っているかも。それ…

世界と闘う「読書術」/佐高信,佐藤優

『世界と闘う「読書術」 思想を鍛える一〇〇〇冊 (集英社新書)』を読んだよ。こんなたくさんの本は読めない。佐藤優、佐高信両氏の対談集。テーマは特に決まっていないみたいだけど、とにかく多岐に亘る。そして、そのネタとなるものが本。副題が「思想を鍛…

本の逆襲/内沼晋太郎

『本の逆襲 (ideaink 〈アイデアインク〉)』を読んだよ。本屋の可能性が広がる。筆者は内沼晋太郎氏。肩書きは「ブック・コーディネーター」。つまりは、本にまつわるアレコレをいろいろな形でコーディネートしていく人。筆者の言葉を借りれば、「本と人との…

世界を変えた10冊の本/池上彰

『世界を変えた10冊の本 (文春文庫)』を読んだよ。書物の影響力は偉大だ。ご存知、池上彰氏が厳選する10冊の本を紹介するのが本書。テーマは「世界を変える」。もう少し説明すると、その本によって影響を受けた人たちが大勢いて、それによって具体的な行動を…

福岡ハカセの本棚/福岡伸一

『福岡ハカセの本棚 (メディアファクトリー新書)』を読んだよ。何だか同類項。アッシと趣味の合う福岡ハカセと「本棚」というキーワードの組合せならば、これはアッシ的には必読の書。元々は東京池袋のジュンク堂書店で「動的書房」という推薦書フェアで行わ…

「知」の挑戦 本と新聞の大学I/姜尚中,一色清,依光隆明,杉田敦,加藤千洋,池内了

『「知」の挑戦 本と新聞の大学 I (集英社新書)』を読んだよ。挑戦というのは大袈裟だけど。「本と新聞の大学」という企画の中で行われた講演や対談をまとめたもの。この企画の趣旨を冒頭の基調対談で姜尚中氏が説明する。そこでは、「知」というものを「生…

ビッグデータ社会の希望と憂鬱/森健

『ビッグデータ社会の希望と憂鬱 (河出文庫)』を読んだよ。憂鬱ばかりのような…。ビッグデータという単語が去年あたりからIT系のキーワードになってきていたので、何とはなしに関連する本を探していたんだけど、すぐに目についたのが本書。でも、よくよく見…

学び続ける力/池上彰

『学び続ける力 (講談社現代新書)』を読んだよ。池上版教養論。最近、教養が軽視されている傾向にあるよね。それは、大学への進学に際し、理高文低の傾向ではっきりと読み取れる。つまりは、スキルを身につけて、社会に出る際に実践力を付けて、就職に有利な…

デジタルネイティブの時代/木村忠正

『デジタルネイティブの時代 なぜメールをせずに「つぶやく」のか (平凡社新書)』を読んだよ。お硬い論文調。副題は“なぜメールをせずに「つぶやく」のか”。本書の主題は、この副題の方がピッタリかも。この副題、最初は特に意識していた訳ではないけど、読…

名著講義/藤原正彦

『名著講義 (文春文庫)』を読んだよ。藤原センセーの数学の講義を聞いてみたい。藤原センセーのお茶の水女子大学での教養ゼミの様子をまとめたもの。各章の最後に藤原センセーのコメントもあり。 その教養ゼミは、藤原センセーが独断と偏見で選択した文庫本…

情報の呼吸法/津田大介

『情報の呼吸法 (アイデアインク)』を読んだよ。情報の全ては行動するために。『Twitter社会論』の津田大介氏。だから、基本的にはソーシャルメディア系のお話。それに、3.11東日本大震災を絡めて、社会論的な視点を加えたものといった感じ。 そういえば、ア…

キュレーションの時代/佐々木俊尚

『キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書)』を読んだよ。キュレーターという言葉は知っていたけど。キュレーターは、一般的には美術館などでの展示を企画する人のこと。あるTV番組で、キュレーターという職業を紹介していたこと…

Twitterの神々/田原総一朗

『Twitterの神々 新聞・テレビの時代は終わった (現代ビジネスブック)』を読んだよ。田原総一朗がツイッターを「おもしろい」と言うとは…。アッシ的には、初の田原総一朗。対談とシンポジウムの収録だから、いつものTVでの口調がそのままで、言っている雰囲…

多読術/松岡正剛

『多読術 (ちくまプリマー新書)』を読んだよ。たくさん読めばいいっていう話ではなく。「千夜千冊」というウェブサイトで読書の感想(松岡氏曰く、「書評ではない。」)を公開している松岡正剛氏。その松岡氏が編集者の質問に答えるという形で、読書に対する…

ネットとリアルのあいだ/西垣通

『ネットとリアルのあいだ―生きるための情報学 (ちくまプリマー新書)』を読んだよ。情報って何だかなぁ〜。西垣先生の本は何冊か読んでいるけれども、どれも精神の緊張を強いられる読書。でも、情報学と聞くと読みたくなるのがアッシ。ちくまプリマー新書だ…

電子書籍の衝撃/佐々木俊尚

『電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書)』を読んだよ。まだまだ衝撃までは行かなそう。アッシの周りでも、iPadを購入した御仁が増えてきて、その度にいろいろと蘊蓄を聞くよ。でも、本当に仕事にどう使うかというと、どうもピンと来ないアッシ。使っている人…

「読み」の整理学/外山滋比古

『「読み」の整理学 (ちくま文庫)』を読んだよ。まだまだ真の本読みには成り切れないなぁ〜。外山滋比古氏の著。講談社現代新書『読書の方法』を加筆・修正したもの。それが1981年刊行だけど、内容的にはまったく古さを感じさせず。さて、本書。読んで分かる…

ニュースの読み方使い方/池上彰

『ニュースの読み方使い方』を読んだよ。メディアの世界もさまざま。最近気になる池上彰氏。直近で読んだ『「見えざる手」が経済を動かす』でもそうだったけれども、その分かりやすい説明は天下一品。本書にも書いてあるけど、NHKの「週刊こどもニュース」も…

Twitter社会論/津田大介

『Twitter社会論』を読んだよ。Web2.0がWeb2.5くらいに進化したかも。Twitter本、2冊目。『仕事で使える!「Twitter」超入門』でも、仕事に活かす方法が書かれていたけれども、本書はさらに社会への影響や社会的にどう捉えるかまで述べているよ。タイトルがま…

バカにならない読書術

『バカにならない読書術』を読んだよ。池田先生は詩人志望だったとは…。本書は二部構成。前半は養老先生の読書に関するエッセイ。後半は養老先生、池田清彦氏、吉岡忍氏の対談集。養老先生の本は何冊も読んでいるけど、その都度、新たな視点を示してくれるよ…

シリコンバレー精神

『シリコンバレー精神』を読んだよ。ドッグ・イヤーの世界はあっという間。元々「Foresight」という雑誌に1996年9月から2001年5月まで連載していたものを中心に他のメディアに書かれたものまとまたもの。梅田望夫氏のデビュー作かも。アッシが読んだのは単行…

ユビキタスとは何か

『ユビキタスとは何か』を読んだよ。何かっていうより、筆者の構想の披露。筆者の坂村先生。TRONの開発で有名だけど、ユビキタス構想にも関与していたとは。組み込みOSには利用されているというTRON。つまりは、TRONとユビキタスが一体化しているのだろうと…

狂人三歩手前

『狂人三歩手前』を読んだよ。完全に読み物として読むしかない…。中島義道氏は2冊目。「新潮45」に連載されていたエッセイをまとめたもの。『ぐれる!』では、著者の最近の生き方「ぐれて生きる」に特化したものだったけど、本書に書かれいる内容は、もっと…

効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法

『効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法』を読んだよ。やっぱり、ビジネス書は性に合わん。前回の『読書進化論』に懲りずに、また勝間氏のビジネス書。感覚やイメージとして理解していることの整理としては、ビジネス書は有益だと思…

姜尚中の青春読書ノート

『姜尚中の青春読書ノート』を読んだよ。誰にでも思い悩む青春の時があるよね。難解だった『愛国の作法』に懲りずに、また姜尚中氏。タイトル通り、氏の青春の時に読んだいくつかの本を取り上げ、氏の人生にどのような影響を与えたかをまとめたもの。まずは…

読書進化論

『読書進化論』を読んだよ。本を巡るあれこれだけど。最近、本屋のビジネス書のコーナーで名前をよく見かける勝間和代氏。ビジネス書を書く人だから、本についてのあれこれは、基本的にビジネス書を中心にどう読むか、どう書くか、最後はどう売るかまで言及…